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旅行は毎年の習慣
子供のころは、夏休みに泊まりの旅行に6回くらい行く家だった。バブルの時代だったし、労働者に休んでもいいといえない代わりに、保養施設の完備が進んでいたので、それも必然だったのかもしれない。
初めて旅行をしたのは箱根だったような気がする。箱根の大沸谷というところで、黒い卵を食べるというのが良い思い出になっている。
なんと言っても子供時代に行く旅行というのはプランを一切練らなくてもいいし、ついてゆくのが不満でなければ、非常に気ままな旅行であると言うのも確かである。大人になってもこういう大人がいる。
国内旅行というのはそれほど気を張らなくてもできるというところがいいし、毎年行く習慣になっていると、それもまた違った趣がある。伊豆半島にある宇佐美海岸に行く習慣があったが、行く度に、その施設にいるおじさんや海まで行く道のりが懐かしく感じていた。どこか遠い土地で自分とは関係のない何かがあると感じられるのは、子供だけの特権だったのかもしれない。
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